Prince

2007年7月29日 (日)

Pandemonium

Pandemonium~The Time

Pandemonium The Timeの4thアルバム

1984年リリースの3rdアルバムIce Cream Castlesからの活動休止期間を経て1990年に再結成し、リリースされたアルバム。

レーベルはPaisley Park Records

同じ年にPrinceは3作目の映画とともにGraffiti Bridgeをリリースしています

1. Dreamland

2. Pandemonium

3. Sexy socialites

4. Jerk out

5. Yount

6. Blondie

7. Donald Trump (black version)

8. Chocolate

9. Cooking class

10. Skillet

11. It's your world

12. Sometimes I get lonely

13. Data bank

14. My summertime thang

15. Pretty little women

プロデューサーはThe Timeのみのクレジット。DirectionにMorris Day ProductionのSupervisionとCoordinationにJam & LewisJesse Johnsonのクレジットがありますが、今回のアルバムにはPrince及び、彼の変名での直接のクレジットはありません。

レーベルこそPaisley Parkからのリリースですが、レコーディングもFlyte Tymeのスタジオ、スタッフを起用している曲もあり、サウンド的にもPrinceテイストどっぷりの感じではなくなっているように見えます。

が、実はこのPandemoniumのリリースの前年、1989年にPrinceの幻のプロジェクトCorporate Worldがあり、しかしこれが訳あってお蔵入りとなってしまい、そのアルバムの何曲かと、以前製作されたThe Timeのいくつかの曲をまとめて、一枚のアルバムとしてリリースしています。

このCorporate Worldのプロジェクト、PrinceMorris Dayが中心になって製作したアルバムですが、リリース直前にWarner Bros.から、どうせならThe Timeのオリジナルメンバーを集めてやったら?みたいな話しがあってPandemoniumの製作に移行したようです。理由はGraffiti Bridgeの映画の話題性の関係だといわれています。

夢心地のなかオルゴールの音色が流れ、ライブのオープニングの興奮を高めるナレーションの最中に電話のベルが鳴り、実はそれが夢だったと気付くニクイ演出の#1Dreamland

ほんと彼らのこういう洒落っ気のあるアルバムの作り方って最高ですね。 この辺は、ステージワークの演出にも共通しますが、ちょっとわざとらしいけどダサくはない、ギリギリのカッコよさ(笑)とでもいうのでしょうか。でも理解できない人もいっぱいいるでしょうけど。(笑)

#1の夢の国からつながって#2アルバムタイトルPandemonium。イントロ部分にCD盤にもチリチリとLPの音が入る、アップめのファンクナンバー。乗れるナイスな曲。 Wild and Loose と同様に”Fellas? - Yeah!”のかけ合いに続いて、#3Sexy Socialites そして#4The Timeとしての最大のヒット曲Jerk Outになだれ込んでいきます。

ほんと、いつもながらこのつなぎ方はカッコイイですね~。最高です。 因みにこのJerk Outは1981年アルバムWhat Time Is It?のレコーデイング時に製作されたものです。(こんな言い曲、何で収録しなかったんだろ?) そしてまたもや終盤に”Fellas? - Yeah!”のフレーズが出てきます。

#5.Yountに続き、#6. Blondie ロック色が強いので、てっきりJellybean Johnsonの曲かと思ってたら、Jesseの曲のようです。#7. Donald Trump [Black Version] カッコイイバラード曲。これがCorporate Worldで製作された曲です。

#8. セカンドシングルChocolate。これも Corporate Worldで製作された曲です。

料理の時間ですよの#9. Cooking Class に続き#10. Skillet。これもJellybeanの曲に見えますがJesseの曲のようです。

#11. It's Your World初期のThe TimeというかPrinceっぽい曲。終盤にならないとシンセのフレーズが入ってこないところなんか、ニクイ感じです。

曲調変わってスローバラード#12.Sometimes I Get Lonely。これはMorrisの曲のようです。Morrisは寂しがりやなのか?(笑)

#13. Data Bank。そして#14. My Summertime Thang 。これもCorporate Worldで製作された曲です。 エンディング#15. Pretty Little Women。なんか変な終わり方ですが、そこが彼ららしい感じもします。

今聞いても全く、古い感じがしない傑作アルバム。既にプロデューサーとして成功を収めているJam & LewisそしてPrince。それ以外にもソロで活躍している才能あふれるメンバーが集結したアルバムなので当然なのでしょうがやっぱりすごいアルバムです

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2007年7月28日 (土)

Ice Cream Castle

Ice Cream Castle~The Time

Icecreamcastle The Timeの3rdアルバム

1984年リリース。レーベルはWarner Bros

同じ年にPrinceは映画とともにPurple Rainをリリースしてます

1. Ice Cream Castles
2. My Drawers
3. Chili Sauce
4. Jungle Love
5. If the Kid Can't Make You Come

6. Bird

今回もプロデュースはThe Starr ★ CompanyことPrince。またほとんどの曲のソングライティングも手がけています。

前作、What Time Is It?から今回のアルバムではメンバーが入れ替わり、ジャケットを見てもわかるように、Jam & LewisとヒゲおじさんMonte Moirが脱退していなくなっています。

The Timeとしてデビューしたあたりから始めたプロデュース業のため、The Timeの興行に間に合わなくなり、そのことでPrinceともめたことが原因と言われてます。(因みに、このときにプロデュースしていたのはSOS Band

そして、Jam & Lewisと一緒に、じゃオレも辞めるわ。と同時に脱退したのがThe TimeのヒゲおじさんMonte Moirです。これ以降、Jam & Lewisと行動を共にして、彼らが絡むアルバムにプロデューサーとして参加し、いい楽曲を多く送り出しています。

このヒゲおじさんMonte Moirは、昔はやったドリフのヒゲダンスのヒゲおじさんにも似てるし、そういえばScatman Johnにも似てます。

Alexander O'Neal と同様、Prince殿下ともめて脱退したので、じゃ一緒にやるか。みたいな感じなのかはわかりませんが、この翌年にJam & LewisのプロデュースのもとAlexander O'Nealのデビューアルバムはリリースされています。

このアルバムはPrince自身の音楽性がポップロック化していくのと同じように、前作までのファンク色が影を潜め、より一層ポップに、カルーイ感じのサウンドになっています。

このアルバムのリリース以降、Jam & Lewis、Moirの脱退、そしてそれぞれのメンバーのソロ活動などで、バンドは一時休止状態になってしまいます。

Morris Dayは翌年1985年にColor of Successというソロアルバムをリリースしてます。

Jesse Johnsonも1984年にソロアルバムをリリース後、いくつかのソロアルバムをリリースしてます。

ほんとに、タレント揃いのバンドだったことが改めてわかりますね。

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2007年7月27日 (金)

What Time Is It?

What Time Is It?~The Time

315g6w7psdl_2 The Timeの2ndアルバム

1982年リリース。レーベルはWarner Bros

同じ年にPrince1999をリリースしてます

1. Wild and Loose

2. 777-9311
3. Onedayi'mgonnabesomebody
4. Walk
5. Gigolos Get Lonely Too
6. I Don't Wanna Leave You

プロデュースは今回のアルバムではThe Starr ★ CompanyとなったPrinceが手がけており、Morris Dayもプロデューサーとしてクレジットされています。

デビューアルバムの翌年にリリースされていますが、前作より全体的に聴きやすく、ややポップな曲調になってます。

#1Wild and LooseThe Time独特のチープな感じの音づくりですが、グルーブ感はばっちりです、曲終盤のMorris とバンドメンバーとのかけ合いからそのままの流れで#2のイントロが特徴的なヒットナンバー777-9311が始まります。

このつなぎもカッコいいし、天下一品って感じがします。そういえば1999でも、1999Little Red Corvetteはこちらもかけ合いはないものの、同じような感じでつながってます。

#4Walk The Time初期のファンクナンバーの傑作。9分半ほどの曲で、お得意のベースのフレーズが延々と連続するグルーブが超カッコイイ曲です。

Morris Dayのボーカルが曲調にばっちりはまって、ほんといいグルーブ感が出ています。曲終盤に女の子(Vanity 6)と会話調になるところなども、よく聞くとバカらしくて、だけどなんかクールでイカス感じになるのは、やはりMorrisならではでしょう。

#5バラード調のジゴロの悲哀を歌ったGigolos Get Lonely TooMorrisのキャラがかぶる曲。

そして#6のI Don't Wanna Leave You。ラストナンバーの曲調が次回作Ice Cream Castlesにつながっていくような感じがします。

このアルバムから、ミスターミラーマンJerome Benton が参加しています。ステージだけでなく、アルバムでも曲中のMorrisとのかけ合いなどに活躍してます。Jeromeはダンスうまいですね~。

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2007年7月26日 (木)

The Time

The Time~The Time

Thetime_debut

 Alexander O'NealCherrelleに続いては、ミネアポリスのスーパーファンクバンドThe Timeです。

The Timeのセルフタイトルのデビューアルバム

1981年リリース。レーベルはWarner Bros.

1. Get It Up
2. Girl
3. After Hi School
4. Cool
5. Oh Baby
6. Stick

ほとんどのソングライティング゙とプロデュースをJamie StarrことPrinceが手がけており、レコーデングもPrinceのスタジオで行なわれています。

オリジナルメンバーはMorris Day、Jesse Johnson、Jimmy Jam、Terry LewisJellybean Johnson、Monte Moir

The Timeとしてデビュー以前に、高校の仲間で結成したFlyte Tyme というバンドで活動をしています。この名前が後にJam & Lewisのプロダクション・レーベル名となっています。

Morris DayJesse JohnsonPrinceがサポートするようになってから加入し、Morris Dayの前のFlyte Tyme のボーカルはAlexander O'Neal でした。

が、Princeともめて脱退し、1985年にJam & Lewisのプロデュースによりソロシンガーとしてデビューします。

Princeが深くかかわっていることにより、当然Princeテイストが濃厚なアルバムとなっていて、楽曲や、音はもちろん、Morris Dayの声質はなんとなくPrince似だし、ルックス的にはJesse Johnsonがかなり近い感じです。Jesse JohnsonThe Revolutionで演奏してても全く違和感ない感じです。

アルバム的には、かなり荒削りな印象ですが、ミネアポリスファンクの王道を行っている感じがします。

デビューシングルとなる#1Get It Up もデープなファンク色が濃厚で9分以上もグルーブ感が続く、カッコいい曲です。

#4Morris Dayの代名詞 Coolも10分以上あり、いいグルーブ感が盛り上がる曲です。

後に、Jam & Lewisを筆頭に、優れたプロデューサーやソングライターとして活躍するメンバーが多く出ることになるこのThe Timeというバンドですがいまいち知名度が低いのはなぜてしょうか。

Princeの光が強すぎて、その影になってしまったからなのでしょうか。

ステージワークなんか最高にカッコイイのに。

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