Roy "Royalty" Hamilton

2008年9月23日 (火)

Just Me

Just Me~Keith Sweat

Tyzn1_646747_m 久々のオリジナルアルバム。これで通算10枚目に。

2008年リリース。レーベルはRhino

2002年にリリースされたRebirth以降、ライブアルバムや、ベストアルバム、クリスマスアルバム、そしてSweat Hotel のライブDVDなど企画ものはあったものの、オリジナルアルバムのリリースはなかったので、本当に久々のという感じがします。

製作自体はもっと早い時期に終わっていたようですがいろんな事情があって発売が延期になってしまったようです。

1. Somebody
2. Floor
3. Girl of My Dreams
4. Sexiest Girl
5. Butterscotch
6. Me and My Girl
7. Suga Suga Suga
8. Never Had a Lover
9. Love You Better
10. Just Wanna Sex You
11. What's a Man to Do
12. Teach Me

Blue MagicWhat's Come Over Meのイントロをサンプリングというよりそのまま使った1). Somebody。ボコーダーを使ったコーラスがメロディーラインにマッチして心地いいグルーブを感じさせるメローなミディアムナンバー。

Keith Sweatは以前にもsilkの2003年リリースのアルバムsilktimeでこのBlue Magicによるフィリーソウルの名曲Side Showのカバーをプロデュースしていますが、彼の70年代ソウルへの深い思い入れが感じられます。

プロデューサーは前作Rebirthでも何曲か参加しているRoy "Royalty" Hamilton。そしてラップパートにはクリスマスアルバムにも参加しているChris "F.L.O" Connerが入っています。

続いてもグルーブ感たっぷりの2). Floor。プロデューサーはこれもKeith Sweatのアルバムに参加するのは超久々のTeddy Riley。ゆったりとしたベースラインにねっとりとしたコーラスとボーカルが絡みつくように進行していくこれぞKeith Sweatワールドの本領発揮という感じの曲。

そしてまたボコーダを使ったコーラスの入り方あたりはTeddy’s jamを遠い記憶の底から思い出させてくれます。ライティングとバックコーラスにはNextRLことR.L. Huggarも参加しています。

the amabassadorzというプロデューサーが入った3). Girl of My Dreams。これも流れるような軽快なコーラスとボーカルが上手く調和していい感じの曲。

ちょと抑え気味のミドル4). Sexiest Girl。Sexyの最上級ってどんな感じなんでしょう(笑)

アトランタの三人娘Kut KloseのメインボーカルAthena Cageをフィーチャーした。5). Butterscotch。ボコーダーを使った浮遊感のあるイントロにチラッとNobodyのフレーズが出てくるところあたりもさすが、ツボを押えてる感じがします。

タイトルどおり甘くて濃厚な歌詞なので、それを踏まえて聴くと、Athena Cageのボーカルもよりリアリティー出てきます(笑)

軽快な感じの6). Me and My Girl。バックコーラスの声質もいい感じの曲

声質がAlicia Keysに似た感じの女性ボーカルPaisley Bettisをフィーチャーしたスイートなメローナンバー7). Suga Suga Suga。 プロデューサーはWirlie "Wyl-E" Morris

ちょっと前作Rebirthの暗い前半を思い出させる曲調の8). Never Had a Lover。プロデューサーはRoy "Royalty" Hamilton

またまた女性ボーカルKeyshia Cole をフィーチャーした9). Love You Better。これもメローないい曲です。

そしてこのアルバムのハイライト(笑)10). Just Wanna Sex You

ピアノの使ったキレイ目のイントロから始まるメロディアスな曲ですが、歌詞的には「Rケリーかよっ!」と思わずツッコミを入れたくなるような素敵な内容です(笑)

朝から、夜も、ボクのジープで、ランチタイムに、仕事中に、そして極めつけは、strange placeで。。。(笑)激しく同感したいところですが、ちょっと何もいえません(笑)

キャリア20余年のベテランにもかかわらず、こんな曲を堂々と発表してしまうとは、やはり彼こそR&B界のレジェンドにふさわしいシンガーなのでしょうか(笑)

落ち着いた感じの11). What's a Man to Do。10)、11)ともプロデューサーはRoy "Royalty" Hamilton。

ラストはしっとりとした曲調ながら、感情をこめて歌い上げる感じの12). Teach Me 。この曲にもライティングとバックコーラスにRLが参加しています。

Keith Sweat好きには待望のといった今回のアルバムですが、その期待を裏切ることなく、質の高いアルバムに仕上がっています。

前作のRebirthの雰囲気を残したかったのか、前作でも起用したスロー&メローを得意とするRoy "Royalty" Hamiltonをメインのプロデューサーに据え、そしてまた若手のプロデューサーなども併せて起用し、アルバム全体に変化を持たせています。

今回のアルバムには突出しての名曲、ヒット曲的なものはありませんが、全体を通してとてもいい雰囲気が流れるアルバムに仕上がっていて、安心して何度でも聴ける1枚といえるでしょう。

年齢を重ねても攻める姿勢を忘れない、逆に円熟し輝きを増していくようなKeith Sweatを是非見習いたいと思います(笑)

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2007年12月14日 (金)

Rebirth

Rebirth~Keith Sweat

Rebirth_album_cover Keith Sweatの8thアルバム

  2002年リリース。レーベルはElektra

前作Didn't See Me Comingとがらっと変わっていい感じのジャケ写のアルバム。

1. I Want You
2. Gots To Have It
3. Anything Goes
4. Ladies Night
5. 100% All Man
6. The Right Stuff
7. One On One
8. Show Me
9. Trust Me
10. Wonderful Thang
11. In & Out
12. Can It Be
13. What Is It?
14. Live Bonus Track 1
15. Twisted (Live)

アップめのオープニングナンバー1). I Want YouKeith Sweatの今までの曲の雰囲気を残しつつ進化した印象の音づくりをしているように思えます。アルバム前半はこんな雰囲気の曲が続きます。

象の鳴き声のような(笑)ホーンが特徴的な2). Gots To Have It。 プロデューサーにR&B界のヒットメーカーRoy "Royalty" Hamiltonを迎え共同でプロデュースしています。

Roy "Royalty" Hamiltonといえばメロー系も得意なプロデューサーですが、このアルバムではそちらの関係はKeithにまかせているようです。

同じくRoy "Royalty" Hamiltonとの共同プロデュース曲3.) Anything Goes。

4). Ladies Night、5). 100% All ManHamiltonの単独プロデュース。6). The Right StuffKeithとの共同プロデュース。同じような雰囲気のダウナーな感じの曲が続きます。

HamiltonKeithの声質にはこの曲調のような感じがしっくりくると思ったのでしょうか。確かにしっくりきますが、連続するとちょっと暗すぎる気もします。しかしこの感じが我慢の限界ギリギリまで続きます。(笑)

ところが、その我慢の先にはメローワールドが待っていました(笑)。前半のダウナーな感じの曲の連続は後半のメローワールドを際立たせる為の伏線だったようにも思えてきます。

まるで、ここからLPのB面という感じもするシーンチェンジのようなTurn the lights down ~のコーラスから始まる7). One On One。これもスローの名曲です。

続いてもメローワールドど真ん中の8). Show Me。ここぞとばかりにたたみ掛けます(笑)この曲も素晴しい。ボーコーダー風のエフェクトを使った後半の鳴きのコーラスなんか文字通り涙ものです(笑)

またTurn the lights down ~のフレーズのイントロが流れる9). Trust Me 。クールなコーラスがいい感じのメロー&スロー。これだけ上質のメローな曲が続くと、ナメクジのようにとろけてしまう人もいるかも知れません(笑)

8)と9)は以前にもNobodyなどで共作しているFitzgerald Scott との共同プロデュース。こういったメロー系のいい曲をKeithとともに生み出しています。がTHE GREAT GATSBYなどで有名な作家F.Scott Fitzgeraldとはもちろん関係ありません。(笑)

スローだけど、メローからちょっとはずれた10). Wonderful Thang 。11). In & Out

ここでまたTurn the lights down ~のイントロから始まるメロー12). Can It BeDoniをフィーチャーしています。後半のコーラスのかけ合いがなんともいえません。このDoniの声もKeithがいつもフィーチャーする女性ボーカルのラインに乗っている感じがします。

またHamiltonとの共同プロデュース曲。前半に戻ったような曲調の13). What Is It?で本編は終了。

前作Didn't See Me Comingがあまり奮わなかっただけに巻き返しを図る意味なのかRebirthと名づけられてリリースされたこのアルバム。

アルバム中の多くの曲に売れっ子プロデューサーRoy "Royalty" Hamiltonを迎え、今までと違った新しいKeith Sweatを目指したのかも知れませんが、いまいち思惑通りにはいかなかった感じがします。

Keith Sweat自身、その声ももちろんそうですが、プロデューサーとしてもあくの強い感じなので、個性のあるプロデューサーとのコラボレーションは難しいのかも知れません。

しかし、そんなことを補って余りあるのが、後半のOne On Oneから始まる怒涛のスロー&メローの波状攻撃です(笑)。この後半の連続するスローバラードだけでもアルバムとしての価値が十分あります。

また、このアルバムの最後には翌年の2003年にリリースされるワシントンDCで行なわれたライブの一部が予告編的に収録されています。

さすがベテラン。商売上手です(笑)

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2007年9月13日 (木)

And Then...

And Then... ~joe

51n0wbh1d2l_ss500__2  joeの5thアルバム。

  2003年リリース。レーベルはJive

 前作Better Daysの2年後にリリースされています。

1. Sweeter Than Sugar 
2. And Then...
3. More & More 
4. Ride Wit U
5. Priceless
6. Jeep
7. You Dropped Your Dime
8. Make You My Baby
9. Street Dreams
10. It Ain't Like That
11. Another Used to Be
12. Bedroom
13. Testify

 

今回のアルバムでは、外部のプロデューサーを多く迎えています。

メロー路線もやりすぎるとマンネリになるので、ちょっとイキのいい連中を入れてみるか。と思ったかは不明ですが、R Kelly(!) をはじめとして売れっ子と言われるプロデューサーのクレジットがあります。

いきなりメロメロラインの曲でオープニング#1. Sweeter Than Sugar 。なんかコーラスがR Kelly っぽいですが、この曲にはクレジットはありません。これはRoy "Royalty" Hamiltonのプロデュース。

また原曲は聴いた事はないですがGladys Knight and The Pipsの曲がサンプリングされています。

アルバムタイトル#2. And Then... これもスムース&メローナンバー。とろける感じ(笑)

そしてR Kellyのプロデュース#3. More & More

Kellyお得意のメローナンバー。しかしレーベルメイトとはいえ、ライバル視される相手と組んじゃうところがすごい。世界は一つって感じがします。やはりメローとメローが合わさるとより強力になりますね。プロデュースとしては2曲ですがR Kellyのオーラというか、アルバム全体がKellyテイストになってしまってるような感じもします。

HIPHOP界の暴れん坊G-Unitをフィーチャーした#4. Ride Wit U 。生き様自体がHIPHOPしている彼らを迎えて、そのテイストを上手く取り入れつつ自らのメローワールドに一体化させています。これも最高にカッコいい曲です。

リズム感のあるメローナンバー#5. Priceless 。これもナイスな曲と思ったらUnderdogsのプロデュース。

メロディアスな#6. Jeep。前作にも参加しているAllen Gordon, Jr.のプロデュース。

今度はちょっとシックな感じの#7. You Dropped Your Dime

またR Kellyのプロデュース#8. Make You My Baby。切なげなギターの旋律がラテン調の曲。

サンプリングを使った#9. Street Dreams

流れるようなコーラスがいい感じの#10. It Ain't Like That 。これもAllen Gordon, Jr.のプロデュース。

なんかどこかで聴いたことがあるような#11. Another Used to Be

HIPHOPテイストを取り入れた軽快なナンバー#12. Bedroom

ゆったりとしたラストナンバー#13. Testify

US盤はここで終わりですが、EU盤はボーナストラックが2曲入ってて、Hey Mami なんかすごくいい曲です。

今回のアルバムでは、joe自身は今までのように直接プロデュースにかかわることはなく、作詞、作曲でのクレジットはありますが、多くを他のプロデューサーに任せています。

そのため、それぞれの個性が上手くバランスして、アルバムとしてjoeの今までのテイストを残しつつ、しかしマンネリに陥ることなく、より質の高いアーチストとしての境地を獲得しています。

アルバム全体として統一感もメリハリもあって、全体を通してjoeの世界にひたれる名盤だと思います。

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